Saturday, January 17, 2009

Obama's People

NYTimesのサイトに載っていたObama's Peopleというフォトギャラリーを見た。
各スタッフの雰囲気がとても出ていてとても面白いのだけれど、それと同時にスピーチライティングディレクターが27歳のJon Favreauという男性だということを知る。

27歳が世界を動かす言葉にもなる米国大統領のスピーチライターのチーフですよ。

改めて、アメリカの強さを見たような気がした。

このようなチャンスが存在する社会だからこそ、チャンスに対する心構えも違ってくる。
自分が大学院に入ったころ、学部時代とは一変して教授が学生を研究者の仲間としてみなしていたことが印象に残っている。教授は研究テーマを与える立場にいるというより、研究テーマを学生とシェアしようとしていた。大学院生の段階で大きな成果を上げ有名になる人も少なくない。そのような才能を持つ人間はごくわずかだとはいえ、能力があればとことん上にに行けるという環境があると日々の緊張感も違ってくる。

しかし、優秀な者を育てあげるにはやはり評価の仕組みが不可欠。日本でも実力主義、成果主義という言葉が多く聞こえてくるようになったけれど、それを評価する仕組みが育っていないことが多く、うまく機能していないように思える。

多くの者が生産手段にアクセスができるようになった「フラット化した世界」では優秀な者をスーパースターに育て上げる文化基盤がより重要なのではないかと思う。

Obama's People

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